ムルデカも年越しも!トレーダーズホテル宿泊記|ツインタワービュールームから見る花火と夜景ステイ

この記事はこんな方にオススメ!

・マレーシア旅行の予定がある
・ツインタワーが見えるホテルに泊まりたい
・アクセスの良いホテルを探している
・年末のカウントダウンに泊まりたい

ツインタワービューにおすすめのホテル、といえば「トレーダーズホテル」が定番!

公園を挟んでまるでツインタワーの夜景を独り占めできるような眺望は、まさにクアラルンプール滞在のハイライト。
なかでも「部屋からツインタワーとカウントダウン花火を同時に見たい!」という理由でこのホテルを選ぶ人も少なくありません。

私自身もそのひとりで、これまでに2度、花火を目当てに宿泊しました。
1度目は大晦日(見逃す)、そして2度目はムルデカ(独立記念日)の夜にリベンジ!
今回は、その2つの滞在を通してわかったトレーダーズホテルでツインタワーと花火を楽しむためのポイントを、
客室の雰囲気や朝食、館内施設とあわせてご紹介します。

トレーダーズホテル

シャングリラ・グループの一つで5つ星ホテル。
ペトロナスツインタワーをまるでガイドブックに載っているような画角で眺望できる最高の立地で人気。

またそれ以外にもツインタワー直結のショッピングモール「Suria KLCC」、また目の前に広がる「KLCC Park」が徒歩圏内ということもありアクセス抜群という点でも観光客に好まれています。

宿泊価格

マレーシアはホテル価格が比較的リーズナブルで、5つ星のこのホテルの価格もとても良心的!
参考程度ですが5つ星にこんな値段で泊まれてしまいます。

東京都内のホテル価格が高騰しているという今日では特に安く感じるのではないでしょうか。

平日休日
デラックスガーデンビュールーム(キングベッド1台)※朝食込み約20,000円/室約24,000円/室
ツインタワービュールーム(キングベッド1台)※朝食込み約22,000円/室約26,000円/室
※記事作成時に調べた料金のため予約時期、宿泊時期によって変動します
ちーたろう

ちなみに我が家は1回目に宿泊したのは12月30日~1月1日という大晦日&ニューイヤーを挟む期間。ツインタワービュールーム2泊で6万ちょっとでした。
5つ星で大晦日とは思えないほどリーズナブル!

客室レポート ─ ツインタワービュールームから望む絶景ステイ

デラックスツインタワービュールーム

念願のトレーダーズホテルのツインタワービュールーム!
二人掛けのソファと一人掛けのソファがそれぞれある上に、家具で窮屈さを感じない広さが好印象でした。

ベッドの片側は鏡になっています

デスクスペースは広く、コンセントタップが一段下がっている(テレビの真下)のでスッキリと見えるデザインになっています。

ツインタワービュールームの眺め

朝のツインタワーがまた最高に綺麗

はい!どーーーーん!!
これ以上の景色があるまいか!というぐらいのツインタワー絶景ビューを部屋から楽しめました。

夕方のライトアップも綺麗です
ライトアップスタートは19時でした(※2025年9月時点)
夜の綺麗さは格別!

丸見えに注意!
ずっとカーテンを開けて眺めていたいのですが、L字型に面しているお部屋からバッチリ見えてしまう(向こうも然り)ため、
カーテンはこまめに閉めた方がいいな、と思いました。

日中はむしろ室内の明るさと外の明るさのバランスが難しく、暗く映りがち。
夜景の方が綺麗でおすすめです。

こんなわざとらしい写真も部屋の中だと気兼ねなくできる!笑
周りの人が写真に入る心配も無し!
子どもの写真も快適に撮れる!

とはいえ、日中もぜひ色々撮影を楽しんでみてください。
特にトレーダーズはタワーとの距離が少しある分、室内から人物+ツインタワーの撮影が画角にしっかり収まっておすすめ!

2回泊まって気づいた、ツインタワービュールームのバスルーム違い

1回目も2回目もツインタワービュールームに宿泊しましたが、バスルームにおいて異なる点がありました。
それは「バスタブの有無」

1回目に宿泊した際の部屋には大きめのバスタブがあり、しかもシャワー室と隣接していて洗面所の床を濡らさずに行き来できるのが好印象でした。
ところが、2回目に宿泊した際の同タイプの部屋にはバスタブがなく、シャワーのみの仕様に変わっていました。

2023年大晦日宿泊時撮影:バスルーム
トイレ
洗面台
2025年ムルデカ(8月)時撮影
バスルームの左手
バスルームの右手

トレーダーズの「Twin Towers View」系の客室は公式ページでバスタブ付きの表記があるタイプが多く見られます(例:Deluxe Twin Towers Room)。
2回目の宿泊時のシャワールームには、大きめの椅子や手すりが多く取り付けられていたので、バリアフリー仕様の特別ルームだったのかもしれません。

バスタブの有無を重視する方は、予約時に「bathtub(バスタブ)ありの部屋を希望する」旨をホテルへ直接確認・リクエストすることをおすすめします。

その他特徴

お茶・コーヒーコーナー

小さく感動したのはこちらの冷蔵庫。
冷蔵庫って大体お部屋の内装に合うキャビネットの中に入っていて、キャビネットの扉、そして冷蔵庫の扉と2重に開けなければいけませんが、

トレーダーズホテルの冷蔵庫は、キャビネットの扉と冷蔵庫の扉が合体していて、開ける扉が1つで済むようになっていました!

ちーたろう

ホテルによってはキャビネットの扉の向きと冷蔵庫の扉の向きが逆で、開けるのが若干面倒なところもあるのでこれには本当感動!

それ以外にもドライヤーの収納場所やコード処理に工夫が見えたりと、細かいところにまで気を配られているな!と思いました。

クローゼットの中はこのような感じ。

セイフティーボックス
アイロン台

ツインタワービュールームから眺めたムルデカ花火の一夜

念願の「ツインタワー×花火」を見ることができたムルデカイブから日付が変わるまで(=8月30~31日)の様子を時系列でレポします!

【19:00~20:00】宿泊のついでにKLCC噴水ショーを見るのもオススメ!

トレーダーズホテルに宿泊するなら徒歩で行き来できるKLCC公園の噴水ショーもオススメ!

ムルデカイブの日は、通常の噴水ショーだけではなく特設ステージでカウントダウンまでライブもしていました。
熱気がすごくお祭り騒ぎを一緒に体験したい人はぜひ行ってみてください!

19時ぐらいからSuria KLCCは公園目の前の出入り口(BASHA COFFEEがあるところ)は封鎖されていました。
Suria KLCCから公園に出るにはISETAN側の出入り口などから迂回して出る必要があります。

ちーたろう

早くからショーを待つ人だかりが出来ていたので、ムルデカイブの際は早めに待機することをお勧めします!

【20:00~23:57】ライトアップの変化とカウントダウン前の高揚感

20時からは1時間経つたびにツインタワーのカラーがマレーシアの国旗カラーに変わっていきました。

20時台はイエロー!
この時間帯は噴水ショーを見た直後だったのでKLCC公園から撮影
21時台はブルー!
22時台はレッド!
23時台は白!

部屋に戻りお風呂に入ったり、荷物整理をしたり…とカウントダウンまでのんびり。
子連れカウントダウンはやはりトレーダーズが一番!
寝る準備もできるし、トイレの心配もないし、仮眠を取らせることも可能です。
こんなにくつろげるのに、窓を見ればすぐに絶景が見えるんですから最高です!!

この間も、KLCC公園で行われるライブの音が漏れ聞こえたり、噴水周辺の大勢の人がいるのが見えたりと部屋からでも盛り上がりを感じることができます。

【23:57~22:59】

そしてカウントダウン3分前。
ツインタワーのライトアップが、ついにマレーシア国旗のカラー、赤・白・青・黄色が全色入ったムルデカバージョンに切り替わります!
この瞬間、公園の方から大きな歓声が聞こえてきて、ガラス越しでもマレーシア国民の興奮が伝わりました。

最後の3分間はマレーシアの国歌やムルデカ&マレーシアデーによく流れる「Saya Anak Malaysia」の曲など
国全体が一体になる歌が流れ、噴水前の人たちの大合唱も聞こえてきて胸が熱くなります。

部屋の明かりを落として、ツインタワーだけを静かに見つめていると、
この瞬間を迎えるためにここへ来たんだ、という実感が込み上げてきました。

【0:00~0:05】花火打ち上げの瞬間

カウントダウンが聞こえ「3、2、1──0!」になった瞬間に打ちあがった花火!

ドンドンッという音がすると、夜空に赤や青、金の花火がシャワーにように立て続けに打ち上がり、
ガラス越しの室内まで明るく照らすほどの迫力!

あまりの連続打ち上げで煙が一気に広がり、数分後にはタワー全体が見えなくなるほど!

ちーたろう

風向きばっかりはどうにもなりませんね!笑
これはこれでいい思い出!!

5分間に渡る花火が終わってもしばらくは煙でツインタワーは神隠しにあったかのように見えませんでした。笑

<反省点>
ちなみに娘は頑張って耐えてたけど日付が変わる35分前にベッドで気を失いました。笑
昼間にSuria KLCCのショッピングモールを歩き回った&夜の噴水ショーを見たのが効いたようです。

せっかくの特等席からの花火を見せたかったけれど、
寝顔を見ていると、それもまた旅の思い出のひとつだなと感じました。
もしこれからトレーダーズホテルで子どもと花火を楽しみたい方がいたら、
日中は予定を詰めすぎず、少し体力を残しておくのがおすすめです。

朝食

朝食は5階にある「GOBO Chit Chat」というレストランで6:30-10:30まで利用できます。

朝食の定番はもちろん、

サラダ
フルーツ
パン
ヨーグルト
サラダバー
チーズコーナー
ウインナーやベーコン、ハムコーナー
パンケーキ&ワッフル

すっかり馴染みのあるものになりましたが、マレーシア特有のコーナーも。

ポリッジ(お粥)コーナー
ナシレマッコーナー
ビーフルンダン
テタレ

また多国籍料理もあります。

フムスなど中東料理
日本食のお寿司
点心
肉まんも!

種類豊富で色んな料理を一通り楽しめるラインナップでよかったです!

ちーたろう

ただ本音をいうと突出している何かがあるかと言われるとそうではなかったかも?朝食抜きで2泊予約し、当日の朝1日分だけ朝食ビュッフェを別払いしましたが、1日で十分だったかなと思います

Suria KLCCのカフェで朝食を楽しんだり、Suriaに入っているISETANのデパ地下で事前に朝ごはんを調達したりと選択肢は色々あるので、
連泊される方は朝食ビュッフェを後付けにしてその日の気分で決めるのもおすすめです!

施設・サービス

マレーシア観光に明け暮れるのもいいですが、ホテルでの一休憩の際に利用できる無料施設も必見です!

プール

34階まで吹き抜けになっています

33階にスカイバーとプールがあります。
プールは全天候型の屋内スタイルで、プールサイドは掘りごたつスタイルとなっていて、この通りツインタワーを眺めるにも最高の場所です。

都心のホテルなので仕方ありませんが、プールは571室という客室数に比べて少し小さめです。
時間帯によっては混みあう可能性があります。

利用時間は6:00-19:00まで。

17時前の様子

スカイバー

スカイバーはプールに隣接していて、19:00までのプール利用時間が終わるとさらに雰囲気の良いバーに様変わりします。(※昼12時から営業はしています)

日中の様子

夜のバーはこんな感じ。
いつか行ってみたい!

フィットネスジム

ジムは26階にあり、とても充実していました!
奥にもトレーニングマシーンが沢山!

24時間利用できるので好きなタイミングで来れるのもいいですよね。

ただ朝は特に、目の前の公園でジョギング・ウォーキングをする人が多数!
せっかくならツインタワー&朝の空気でエクササイズを楽しむのも良さそうです。

特におすすめなのがランニングマシーン!(特に奥側)
ランニングしながらツインタワーが見るといつも以上にモチベーションが上がりそうです。

事前予約をすればパーソナルトレーナーも呼べるようです!

またメンバーになれば宿泊しなくてもこのジムを利用できるサービスもあるようなので、お住まいや勤務先が近辺という方は便利そうです。

フィットネススタジオ

ジムのさらに奥にフィットネススタジオもありました!
外側の窓以外鏡張りで、ヨガやダンス、バレエなどが楽しめます。

ヨガマットもあって手ぶらで来てもいいのが嬉しい!
ちーたろう

こんなスタジオまであるホテルなかなかない!!!

バギーサービス

トレーダーズホテルは、Suria KLCCまでの無料バギーサービスがあります。
Gフロアのコンシェルジュのところにもこのような案内が。

※ムルデカイブの日はサービス時間が短縮されていました

Suriaからの帰りはタイミングが合わなかったりと色々あるので、出発前にWhatsAppの番号を控えていくor写真に残しておくと便利です。

乗り場はOn The Goという軽食が食べられるカフェの横。

すぐ目の前はKLCC公園です。

公園を半周すればSuia KLCCのKLCC公園側の入口に着くので徒歩でも行くことができます。
むしろ公園や噴水を見ながら散歩がてらSuria KLCCに向かうのもおすすめ。

と言いつつも特に帰りは買い物の荷物などあったり、天気が崩れたりもあるのでバギーがあると便利でした!

Suria側の停留所

大晦日のSuriaの様子。
マレーシアではクリスマスが終わってもしばらくデコレーションはそのまま飾られています。

ムルデカと年末年始、花火を見るならどちらがおすすめ?トレーダーズホテル宿泊を比べてみて

トレーダーズホテルに泊まるなら、「部屋から『ツインタワー×花火』を見たい」と思う人も多いはず。
私も最初は年末カウントダウンを狙って宿泊しましたが、その年は花火が中止に。
その後ムルデカイブにも泊まってみて、花火を目的にするなら断然ムルデカがおすすめと感じました!
ここでは、両方を体験して分かった違いをまとめます。

年越しカウントダウン宿泊の様子と注意点

海外での年越しって憧れがありますよね。
私自身もツインタワーというクアラルンプールのシンボルに花火で、盛大に年越しをお祝いしたくて1回目の宿泊は思い切って価格が高騰する年末年始に宿泊。

しかしその宿泊した2023年の大晦日は災害追悼のため、数日前に花火は中止という発表がされました、、、

ここ数年コロナで自粛モードで花火が打ちあがっていなかったので2023年こそは…!と思ってホテルを予約していた方は多かったはず。
残念で仕方ありませんでした。

カウントダウンと共にツインタワーは一瞬真っ暗になり、色が変わるという演出はありました

大晦日宿泊の予約の注意点

花火はもちろん、旅行時期的に大晦日に宿泊したい!という方は必見!

まずは予約タイミング。

2023年の際には9月の頭にホテル予約サイトで調べたら普通に空いてました!
ただし2泊連泊のみ予約が可能となっています。

その他のツインタワーが見えない客室などは1泊でも予約手続きを進められるようになっているので自身の希望によって予約してみてください

※ちなみに花火については、2023年は残念でしたが2024年は無事カウントダウン花火が上がっていたようです

ちーたろう

ちなみに私はどーーーしても泊まりたかったので、6月~7月頃からメールで個別に問い合わせをしていましたが、その際は既に満室と言われてしまいました。サイトで予約オープンになる時期より前は、一律にそういう風に回答しているのかもしれませんね。。

特に裏技というものはありませんが、2泊以上の連泊でもOKという方は8月末ぐらいからこまめにホテル予約サイトをチェックしておくといいと思います。

ムルデカイブ宿泊をおすすめする理由

年末とムルデカ、どちらもトレーダーズホテルから花火を狙える時期ですが、
実際に両方を体験してみると、ムルデカイブの方が断然おすすめです。
理由は大きく3つあります。

① 花火が中止になりにくい?

ムルデカはマレーシアの独立記念日にあたる祝日で、国を挙げてお祝いムードに包まれます。
そのため、自然災害や社会情勢などの影響を受けにくく、花火が中止になる可能性が低いのでは?と感じています。

それに対して年末年始となる12月はクアラルンプールの雨季の時期。
災害が起こる可能性も8月より高く、またマレーシア国民は多国籍民族のためそれぞれの文化や暦を持つため必ずしも全員が1月1日を特別視して訳ではありません。

以上のことから年末年始の方が重要度が低く他の事情に影響されやすいと考えます。
“確実に花火を見たい”なら、ムルデカを選ぶ方が安心です!

② 価格もルールもやさしい

同じツインタワービュールームでも、
ムルデカ期間の宿泊料金は年末年始よりも明らかに抑えめ。
さらに、最低2泊制限がないため1泊から予約できる点も大きなメリットです。

年末は「高い・混む・条件が厳しい」という三重苦になりがちですが、
ムルデカの時期は比較的ゆとりがあり、コスパと自由度のバランスがちょうどいい印象でした。

③ツインタワーがマレーシアらしさ全開に

ムルデカイブの夜、ツインタワーは通常のライトアップとは異なり、マレーシアンカラー(赤・白・青・黄色)に切り替わります。
これは国旗をモチーフにした独立記念日ならではの演出で、とても貴重!

年越しではライトアップの色がその年によって異なり、必ずしも国旗カラーになるわけではありません。
その点でも、ムルデカの夜の方が“マレーシアらしさ”を存分に感じられます。

まとめ:ムルデカ or 年越し、そして“何もない日”でもトレーダーズホテルはいいゾ!

花火を目的に泊まるなら、開催の安定度や価格面からもムルデカイブがおすすめです。
ただ、2度の宿泊を通して感じたのは、
特別なイベントがなくても、ツインタワービュールームの滞在は十分に価値があるということ。

真正面から、そして見上げなくても全体が見える距離感!、何にも遮られない自分だけの景色感
まさにベストポジションだな、と思う部屋でした。

景観以外にもホテル自体で良かったと思う点は、

・客室内の空間の使い方が上手い!居心地がいい!
・Suria KLCCやPavillionが徒歩圏内なのが便利
・ジム&スタジオなどのフィットネスルームが充実

です。

私的には1番目の「客室の居心地の良さ」を推したいです。

どうしても海外のホテルでは導線がイマイチだな、なんでここで使うことが想定されていないの?と感じることがあるのですが、トレーダーズホテルはその点とても使い勝手が良かったです!

在住者はもちろん日本からの旅行客にも注目される「トレーダーズホテル」、この宿泊記が参考になれば嬉しいです。

ちーたろう

30代女性。 2022年にマレーシアに引越。 マレーシア生活にハリを持たせるためにブログを始めました。 主に旅行記とマレーシアの観光情報、生活情報を発信しています。 ハマるととことん追求したくなるタイプ。 文房具と旅行が好き。