・イスラム文化に興味がある
・モスクが好き
・モントキアラ在住の方
今回はモントキアラにあるPublika Shopping Centerの裏手にあるモスクのご紹介。
Publikaにお買い物に行った際に一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
モントキアラ在住である私としてはもっと早く訪れておけばよかった…!と思うぐらい素敵なモスクでした!
モスクの特徴、フリーガイドの様子等を詳しくご紹介します。
Masjid Wilayah Persekutuan
Masjid Wilayah Persekutuan の「Wilayah Persekutuan」はマレー語で「連邦直轄領」を意味しており、マレーシア連邦政府が直接統治をしている地域のモスク、という意味になります。
現時点で連邦直轄領は3地域。首都である「クアラルンプール」、行政都市である「プトラジャヤ」、ラブアン法人口座等で外国人から注目の高い「ラブアン」があります。
それぞれの地域は他の13州と同等の扱いをされるそうです。
1997年に建設され2000年10月25日よりイスラム教徒の集いの場となりました。
・敷地面積 13.4ヘクタール
・建築面積 47,000平方メートル
・収容人数 最大17,000人
敷地面積は13.4ヘクタールと広大!
広いなぁ!!と感じたシャーアラムにあるブルーモスクは14ヘクタールでほとんど変わりません。
パブリカの裏にまさかブルーモスクとほとんど広さが変わらないモスクがあるなんて驚き!※敷地面積です
見学方法
見学には必ずボランティアのガイドさんが付きます。
入口で見学を希望すると、靴置き場に案内されます。
裸足が気になる方は靴下を履いて行っておくといいといいです。
モスクの入口に沢山の履物が散らばっていたので、そこで靴は脱ぎ捨てていいのかな…と思ったら受付の人から靴を持ってくるように言われました。
見学者は靴置き場を使用することになっているのかもしれません
モスクに入るには、女性は髪や肌を隠す必要があり、また男性の短パンもNGです。
受付の奥に貸し出し用のローブとヒジャブが用意されているので手ぶらで行っても大丈夫です。
服装が整ったら、応接室に案内されます。
ちなみに私は友人と今回思い切ってマイバジュクルンとマイヒジャブを持って見学に行きました!
自前のがあるよ、と受付に言ったら驚かれながらも「Perfect!」と大きなサムズアップをしてもらえました。笑
こちらでボランティアガイドさんからこのモスクの特徴について説明を受けます。
特に印象深かったのが、このモスクがイスラム教と共に歩んできた「オスマントルコ」、「エジプト」、「モロッコ」、「マレー」、「ペルシャ」のモスクの要素が取り入れられていること。
後ほどモスク内の写真と共にご紹介します。
メインホールまでの道のり
イスラム教徒の方々がお祈りの前に体を清める場所です。
階段の幅をとても広く作られています。
天井も是非見上げてみてください!
幾何学模様が随所に見られて、白一色とは思えないほどの迫力があります。
モスク内がほとんど石材を使っている中で目立つのがこのアラベスク模様の木彫り。
これはマレー文化の要素を取り入れられていることを表します。
メインホール(礼拝堂)
赤い絨毯とドーム内側の淡いクリーム色のコントラストが特徴的です。
所々にブルーを使われているのがまた品がいい!
色んな角度から撮ってみるけどどこをとっても綺麗で均一なデザイン
ミンバル
礼拝堂の右側に設置される説教壇
金曜礼拝時にはイマーム(導師)が登壇する
メインホールは7,000人が収容できるそうです!
2階は女性の礼拝場となっています。
メインホールを抜けてエレベーターで下り、中央広場に繋がる回廊を歩きます。
中央広場から見るモスクの外観
回廊をモスクを正面から見ることができる一番奥まで進みます。
このアーチはモロッコのカサブランカにあるモスクの影響を受けているそうです。
高台に位置するモスクだからか、思ったよりも画角の中に商業施設やコンドミニアムが入らないのがイイ…!
Masjid Wilayah Persekutuanのシンボルであるターコイズブルーのドーム、こちらにも様々な国の要素が詰まっています。
まずドームが複数あること。
中心のメインドームとそれを囲うように小さな半円のドームが重なるように設計されています。
これはトルコのブルーモスクと呼ばれる「スルタンアメフトモスク」から影響を受けているようです。
またドーム自体に施されているアラベスク模様はイランのモスクから。
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もう少し近寄ってポーチ(玄関部分)の装飾をじっくり見てみましょう。
ポーチの中層部分にはペルシャの「ムカルナス」という装飾が施されています。
ハチの巣のような、また鍾乳石のように細かく層をなしています。
ポーチ(玄関)部分の上部の幾何学模様やアラビア文字はインドのインレイ技術が導入されています。
インレイとは?
石やターコイズ等の素材をカットし嵌め込む技術。
ジュエリー等でもみられる
Masjid Wilayah Persekutuanのミナレットは2本。
こちらはエジプトとオスマントルコの様式を組み合わせたものです。
日中に回廊から広場に出ると床が鉄板のように熱く火傷危険です!
裸足ではとても近づけないので記念撮影を広場中心でしたい方は靴下があるとマシです。
個人的には少し斜めから撮るのがオススメ!
正面よりもドームがよく見えます。
その後は回廊を通り、初めの待合室に戻ってきて終了となります。
最後には無料でミニボトルが頂けます!
またQRコードからアンケートの協力もお願いされるのでお時間ある方は是非。
アクセス
Masjid Wilayah Persekutuan
Anjung B, Masjid Wilayah Persekutuan, Jln Tuanku Abdul Halim, Kompleks Kerajaan, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
TEL: 0362018791
WEB SITE: https://www.masjidwilayah.gov.my/
見学対応時間:
月~日(※金曜日を覗く):10:00-15:30
金:10:00-11:30 / 15:00-16:30
まとめ
モントキアラに住んで約1年半、こんなに近くにあったのに何故もっと早くいかなかったのだろう、と思うぐらい素敵なモスクでした。
フリーガイドも付いているし、もし友人やご家族がマレーシアに遊びに来た際のモスク観光としてブルーモスクやピンクモスクに行くほど時間がない、という場合にMasjid Wilayah Persekutuanに連れて行くのもいいな、と感じました。
世界中の有名なモスクの建築様式が取り入れられているこの「アベンジャーズ」みたいなモスク。
説明を聞きながら色んな国のモスクを想像して脳内世界旅行が出来たのも楽しかったです。
そして今回初めてマイバジュクルンとマイヒジャブで見学に行きましたが、勇気を出して着て行ってよかった!
モスク関係者およびお祈りに訪れている人漏れなく皆、「似合ってるね!」と褒めてくれたり着ていることに喜んでくれたりして、その反応がとても嬉しかったからです。
もしバジュクルンやヒジャブをお持ちの方がいたら、是非モスク見学の際に着ていってみてください。
思わぬお話が聞けたり、素敵な出会いがあるかもしれません。
コメント
コメント一覧 (3件)
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