・現地グルメが食べたい
・1か所でいろんな食べ物を食べてみたい
・朝ごはんを食べる場所を探している
「観光客向けのレストランばかりで飽きた」
「もっと現地感を味わいたい」
そう感じたことはありませんか?
今回ご紹介する「ICC Pudu」はクアラルンプール最大級のホーカー(フードコート)で、完全地域密着型!
SNSで「#ICCPudu」を検索すると、食欲をそそるグルメ写真が沢山ヒットします。
そこで今回は、ICC Pudu初心者でも迷わず楽しめるように、人気屋台をマップ付きで徹底紹介!
観光地の喧騒を抜け出して、地元民と同じ釜の飯をぜひ堪能してみてください!
地元紙でも「KL最大級の朝食マーケット」と紹介されるICC Puduは、主に中華系料理が集結している場所です。
その数なんと260以上!!!(※移転当時の資料情報ですが、実際には屋台数が変動している可能性があります)
元々はImbi Wet Marketで営業をしていた屋台が国際金融特区Tun Razak Exchange(=TRX)の開発に伴い2016年に移動してきた、という背景があります。
TRXとは?
マレーシア財務省を中心に東京ドーム6個分の土地を国際金融特区として開発中のエリア。
現在TRX Exchangeという商業施設がオープンしており、今後はレジデンス等も立ち並ぶ予定で新たなクアラルンプールのランドマークになることが期待されている。
ICC Puduの建物自体も比較的綺麗でローカルの方々だけではなく外国人も利用しやすい環境となっています。
クアラルンプールの繁華街ブキッビンタン地区からも電車で約20分ほどのところにあり、観光客の方にも是非滞在中に一度は行ってみてほしいです!
ICC Puduの館内は、手前エリア(中華系屋台ゾーン)と奥エリア(人気屋台ゾーン)の2つに分かれています。
たくさんの屋台が建ち並び、お目当てのものに辿り着くのに時間がかかりがちなので事前にルートを知っておくのがポイント。
手前半分は中華系の店舗ブースとなっており、左手にある「家家乐茶餐室」は定休日である月曜日も唯一営業している区画になります。
ただし、本当に話題のメニューは奥のエリアに集結。
手前の誘惑に負けず、ぜひ最後まで突き進んでください!
広いイートインスペースは屋台周辺に設けられていますが、10時前後から人気店の周囲は満席状態に。
ICC Puduは朝〜昼にかけてのホーカーなので、朝9時前後の訪問がベスト!
早起きして行けば、地元民と同じテーブルで「KLの朝」を体感できます!!
ICC Puduは基本朝ごはん~お昼ご飯のホーカーです!
なるべく早く訪れるのが鉄則です。
11時以降は徐々に店仕舞いをする店も増えます!
見た目は厚揚げか!というぐらいずっしりとブロック状の揚げ饅頭です。
外はカリッ、中はもちもち。
衣の中は、山芋・年糕(ニェンガオ)・紫芋の3層になっています。
年糕(ニェンガオ)とは?
チャイニーズニューイヤーに食べる縁起物。
甘くて餅のように伸びる食感でキャラメルっぽい。
かじると“みょーん”と伸びて、思わず笑ってしまうほど!
甘さは控えめで、どこかもみじ饅頭のような懐かしさも感じます。
ボリュームがあるので、2人でシェアしながら熱々を頬張るのがおすすめ。
写真を撮るなら、割った瞬間の“伸び”を逃さないで!
あまりの美味しさに感動してしまったこちらのHor Fun!!
河粉(ホーファン)
中国広東省発祥の米粉の平打ち麺。マレーシアでは主に粿條「クイティオ」と呼ばれることが多い。
注文してテーブルナンバーを伝えておくと持ってきてくれます。
淡泊に見えて実は魚の出汁がしっかり効いているので味わい深いです。
それでいてレモンとトマトの酸味で後味はあっさりしているので朝からでも食べやすい!
間違いなく私の中でマレーシアで食べた麺類のTOP3に入ります!!!
ICC Pudu館内の一番奥にあるミニ肉まんが有名なお店です。
イートインスペースを挟んで反対側でこのミニ肉まんをひたすら包んでいるおじさん達がいます。
興味津々で見ていると作業中なのに気さくに話しかけてくれました。
それでも常に手元はノールックで動いていてもうこの作業が体に染みついているんだろうなぁ、と感心します。
色々食べたかったので今回は友達とシェアで4個パックを購入。
お肉やキクラゲと甘い餡が入っていて、ショウガのアクセントが効いているのが美味しいです!
その他にもパック売りされているので、晩御飯のおかずに持って帰るのにもオススメ!
醸豆腐は客家料理の一つでオクラやナスなどの野菜に鶏ひき肉のようなタネを詰めた具材に甘辛いたれをかけて食べる料理です。
並べられた具材から好きなものをお皿によそいます。(具材の数によって値段が変わります)
そこに腸粉(チョウファン)と呼ばれるプルンプルンの米粉麺をその場で細切りしてお皿に乗せてくれます。
(↑がいらない場合は無しにすることもできます)
最後に甘いたれとカレーをかけてくれます。(カレーは無しにも出来そうでした)
私的には甘いたれだけだと甘すぎるので、上手くバランスをとってくれるカレーもかけてもらう方がオススメです!
Popiahと呼ばれるマレーシアの生春巻きが有名です。
特にこちらのはサクサクした食感が楽しめるのが特徴です。
ICC Puduといえば、行列の絶えない名物屋台「LiNTANG 138 Coffee(連登138伝統咖啡)」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中国で漢方を作る際に使われるクレイポットで淹れているのが特徴のコーヒーが名物で、いつでも行列が一番長いのが印象的でした。
しかし――
2025年9月時点、実際にICC Puduを訪れたところこの屋台の姿が確認できませんでした。
周辺の店舗にも聞き込みを行いましたが、「移転なのか閉店なのか分からない」との返答。
一方、公式Instagram(@lingtang138coffee)では、新店舗の準備を示す投稿があり、
その所在地はJalan Imbi(Jalan Kamuning付近)と明記されています。
さらにその投稿に掲載された「営業中の店舗リスト」からは、ICC Puduの記載が外れていることも確認できました!
Jalan Imbiといえばドリアン専門店のある通り!
このことから、ICC Puduでの営業は終了し、新たに実店舗の準備に注力している可能性が高いと考えられます。
訪問を検討している方は、最新のSNS投稿や現地掲示をチェックしてから足を運ぶのがおすすめです。
この記事の情報は筆者が現地で確認した内容と、2025年9月時点の公式発信をもとにしています。
ICC Puduで実際に屋台が確認できなかったという“現地の生の声”として参考にしてください。
胃袋のキャパが足りず、気になるけど食べれなかったお店の写真だけご紹介します!
ICC Pudu 入口右手に2Fに続くエスカレーターがあります。
お昼過ぎに行ったのでお店はほとんど終わっていて静かでした。
地上階は人の出入りが激しいので、お腹が満たされてゆっくり過ごすのであれば2階がオススメです。
ICC Pudu
Jalan Kijang, Pudu, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
TEL: 0321111111
火~日:6:00~15:00 ※月曜定休 ※家家乐茶餐室は月曜も営業
<電車の場合>
最寄りLRT Pudu駅より徒歩約10分
<車の場合>
ホーカーの上階が立体駐車場になっています。
出来ることなら胃袋を2つ用意していきたかった!!!!
それくらい魅力的な屋台が多く、どこを見ても誘惑だらけの場所でした。
本当はSNSであまり取り上げられていない屋台も挑戦したかったのですが、
今回はメジャーどころを食べるだけで精一杯。笑
きっとあなたも訪れたら、同じように目移りしてしまうはず!
クアラルンプールに行くたびに、ICC Puduは外せない場所になりそうです。
これからも少しずつ開拓を続けて、この記事をアップデートしていきます!
もし「ここも美味しかった!」という屋台を見つけたら、ぜひ教えてください。