・カンボジア旅行の予定がある
・遺跡巡りはツアー予約するか個人で行くか迷っている
・子連れでツアーのペースについていけるか心配
・1日ツアーか半日ツアーか迷っている
「毎回海外旅行はツアー予約はせず個人旅行で行ってるからカンボジアもツアー無しで行くぜ!」
「カンボジア旅行ってメインが遺跡巡りでなんだか今までの海外旅行よりもハードそうだけど子連れで大丈夫かな…」
って感じている方いませんか?
私が実際そうでした。
今回はそんなちーたろうが選んだ kkdayさんの「午前半日メガ盛り観光! 午前中にアンコール遺跡・タプローム寺院・バイヨン寺院 完全走破!(日本語ガイド付き)」が実際どうだったのか、
ツアーの魅力とスケジュール、子連れで参加したリアルな感想をご紹介します。
そもそもアンコールワット3大遺跡とは?
世界遺産「アンコールワット」は一生に一度は行ってみたい場所の一つとして挙げる方も多いと思います。
実はこの世界遺産に登録されているのは「アンコールワット遺跡群」で、その数大小含めて600以上の遺跡があるそうです。
その中で特に人気のある「アンコールワット」「アンコールトム(バイヨン寺院)」「タ・プローム」の3つは、“アンコールワット3大遺跡”と呼ばれ、
観光に訪れる人が行く最もメジャーなアンコールワット遺跡群となります。
それぞれどんな特徴があるのか簡単にご紹介します。
アンコールワット

アンコールワットは、12世紀にクメール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建てられた世界最大級の寺院遺跡です。
その壮大なスケールと精巧な装飾から「カンボジアの至宝」とも呼ばれ、現在はカンボジアの国旗にも描かれるほどのシンボル的な存在です。
南北1.3km, 東西1.5kmの広さ。
見どころポイント① 巨大な中央塔と4つの塔
アンコールワットは、ヒンドゥー教の聖なる山「須弥山(しゅみせん)」を模して建てられており、
中央にそびえる塔は神の住む場所を表しているそう。周囲には4つの塔が配置されており、五重塔のような美しいシルエットを作り出しています。

ぜひ5本映る場所を探して写真に残してみてね!



中央塔は地上から約65mの高さだそう!
第三回廊の入場について
・仏足日には、アンコールワットの第三回廊には上ることができません
・一度に最大100名までしか上れません
・12歳未満のお子様や妊娠中の方は入場できません
・タンクトップやショートパンツ、ミニスカートなど肌の露出が多い服装では入場できません


大人もみんなへっぴり腰で降りてた!!
見どころポイント②:精巧なレリーフ(壁画)
第一回廊の壁一面広がる、ヒンドゥー教の神話や歴史を描いた美しいレリーフがスゴイ!
その回廊は800mもの長さがあり、隙間なくびっしりと描かれています。




特にヒンドゥー教の「マハーバーラタ」や「バガヴァタ・プラーナ」に登場する神話の「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」と呼ばれるシーンを表したレリーフは圧巻!!



脳内処理が追い付かないほど物語のスケールが大きい!
日本語ガイド付きにして良かった!と一番思った見学ポイントです!!
見どころポイント③:朝日&夕日に染まる空とアンコールワット


アンコールワットといえば、朝日鑑賞や夕日鑑賞!!
特に早朝に訪れると、空がピンクやオレンジに染まりとても神秘的!
また、アンコールワットの本堂の手間にある左右の池に反射する姿も絶景です。
アンコールトム(バイヨン寺院)


12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって築かれた巨大な城塞都市で、アンコールトムは「大きな都」を意味します。
内部には王宮や寺院が点在しており、その中心に位置するのがバイヨン寺院です。
見どころポイント①四面仏「クメールの微笑み」




バイヨン寺院の特徴は、54の塔に彫られた「四面仏」。これらの仏像は、どの方向から見ても微笑んでいるように見えることから、「クメールの微笑み」とも呼ばれています。
見どころポイント②壁面に描かれたレリーフ


この壁画ではクメール軍とチャンパ軍(現在のベトナム中部あたりに栄えた王国の軍)の戦いを表現しています。
水上戦にもなったことから、水中の魚の様子なども描かれています。



とにかく芸が細かい!!
大昔にどうやってこんなに綺麗に凹凸をつけたんだろうと思うほど見事です。


見どころポイント③象のテラス




王が儀式や軍事パレードを行った場所として知られていて、テラスの壁には象のレリーフが施されています。
象のテラスと共に有名なのが「ライ王のテラス」!
なんと私この有名なテラス2つとも写真を撮り損ねていました。
よって上記はフリー写真素材からお借りしました。



アンコール・トムは3大遺跡の中でも一番体力的にキツかった!
日陰は全くないし時間的にも既に日が昇り切った後だったので、
娘への水分補給など色々していてガイドさんについていくのに必死だった記憶しかない。笑
タ・プローム


タ・プロームは、12世紀後半にジャヤヴァルマン7世によって建立された仏教寺院。
アンコール遺跡の中でも特に「自然と遺跡が融合した神秘的な場所」として有名。
長い年月の間に巨大な樹木が寺院を覆い尽くし、まるで遺跡が森に飲み込まれたかのような光景を見ることができます。



ハリウッド映画『トゥームレイダー』(主演:アンジェリーナ・ジョリー)のロケ地としても有名!


見どころポイント:巨大なガジュマルの木


なんといってもこの遺跡に絡みつくガジュマルの木!
たかが人間の築く文明なんて…と言わんばかりの自然の力強さを感じます!!
半日で回るアンコールワット3大遺跡ツアーのスケジュール


事前にホテル名を言えばそこに朝迎えに来てくれました。
7-8人乗れる小型バンで、私たち家族の他に1人旅の男性が2人いました。


このツアーはアンコールパスの代金は含まれていませんでしたが、ツアーの最初にチケットカウンターに寄ってくれるサポートはありました!
こちらで有効期限1日、3日、7日から選ぶことが出来ます。
ここで顔写真を撮影し、印字されます。



11歳以下は無料なので私たちの場合は、私と一緒に写真を撮影するように勧められました


本来はもっと暗かったです!!
アンコールワットの敷地の直前でバンから降りてそこからは徒歩で参道を歩いていきます。
該当も何もないところを歩くので本当に足元も何も見えないぐらい暗いです!
自身のスマートフォンのライトを当てて安全確保するのが良しです!



参道は石材のつなぎ目が飛び出ていたり、道もガタガタです!
子どももつまづきやすいので注意!




湖畔に着いたらここで一旦日の出まで解散。
好きにベストポジションを探すことができました。
が、ご覧の通りなんとか確保した場所は残念ながらちょっとヤシの木で右側の塔が隠れる場所でした。
ツアーで来ましたが恐らく個人で来られた方など、このリフレクションの撮影だけに来ている方などもいるのでしょうね。






薄雲がかかっていたからかご来光は見えず、、(泣)
見切りをつけて立ち去る人のポジションを頂きヤシの木の間に来ましたが今度は左の塔が隠れちゃいました。




見れなかったー!と思っていたらなんと雲が切れたのかご来光見えた!!
ガイドさんにアンコールワットの前で家族写真も撮ってもらえました。




まずは十字回廊と呼ばれる場所から見学。
十字に広がる回廊の間には沐浴の場が作られたそう。


そして第二回廊へ。






回廊の彫刻もとても細かく、日の光に照らされ始めて陰影がしっかり出てきたタイミングでもあったのでより一層美しく感じました。



窓枠に見られるバラスター(baluster)と呼ばれる装飾的な石柱は、クメール建築の典型的なデザインだそうです!
そして第三回廊を続く階段下へ。




そういや帽子もNGでした!
約70度の角度がある階段の上り下りが必要になるので納得!
大人でも震える角度です!!



子連れの場合は家族で交代交代で上るのがベターです!




第三回廊もとても広く、ぐるっと一周するだけでも時間がかかります。
私たちのツアーではガイドさんは階段下の第二回廊で待機し、第三回廊は自由見学という形でした。



自由見学の関係上、子連れで家族交代交代で上る場合は一人半周ぐらいで留めておかないと他のメンバーを待たせることになるかな、と感じました。


第三回廊の中央には仏像が祀られています。



本来はヒンドゥー教寺院だったため、建築当初はヴィシュヌ神が祀られていたそう!




第三回廊から外を眺めると参道が見えます!
シェムリアップにはアンコールワット以上に高い建物はないため、高いところからの景色は貴重です。


その後は最後に第一回廊にある壁面のレリーフを見学。
ここは日本語ガイド付ツアーの醍醐味と言ってもいいほどレリーフに描かれたストーリーを丁寧に説明してくれました!







詳しくは「見どころポイント②:精巧なレリーフ(壁画)」に記載しているのでここでは省略します


アンコールワットの見学が終わった後は、トイレ休憩時間を取ってくれます。
敷地の端にあるところを案内してくれました。
気になるトイレの中はこんな感じ。


想像よりずっと綺麗だった!!!
カンボジア屈指の観光地で海外からの観光客が多いからでしょうか、しっかり清掃されていました。
その場は土産物売り場の横を通ってレストランへ。


コレクションしてるマグネットを買いました♡
レストランは立ち寄ってくれる、というだけでツアー料金には含まれていないので自身で支払う必要があります。
そのため現金を用意しておくといいです!


缶ジュースなども売っているのでお腹が弱い人も安心です。



我が家はなぜか腹下し&食中毒には強いようで、毎度普通にフルーツジュース(氷も安全なのかよく分からないやつ)を子どもも私も飲んでいます。


ここでは休憩も兼ねているので滞在時間は長めでした。




アンコールトムは、橋の両脇に施されているレリーフや南大門も見どころポイントなのでその手前でバンから降りて歩いて入場しました。





日が高くなってくる時間帯ということもあってこの見学が一番過酷に感じました。


タ・プロームも駐車場から遺跡までは少し距離があります。


カジュマルの木の一種で建物や他の樹木に寄生し、成長とともに自分の根で覆い尽くす特徴があるため「絞め殺しイチジク」とも言われるそう。




三大遺跡の中で一番自然の力を感じる遺跡。
築き上げた遺跡も大木の根っこに押し上げられて崩れている部分が沢山あるのを見ることができます。




その後は有名な撮影スポットへ!
行列になっていました!


ガイドさんは写真撮影に慣れているのでとっても素敵な家族写真を撮ってくれました!!


その後もまるでタコのような木で家族写真を撮ってもらいました。






三大遺跡を見終わった後は有名なお土産屋さんに立ち寄ってくれます。
カンボジアの定番土産のアンコールクッキーの専門店で、カシューナッツやパイナップル、チョコレートでコーティングしたものから色々とありました。


日本人向けツアーの王道コースなのか、店内はほとんど日本人でした。


試食ボックスも設置されていたので、味も確認して購入できます。
アンコールクッキーだけではなく、奥にはそれ以外のお土産品コーナーもありました。












この涼しい館内にお土産に良さそうな代物がぎゅっと集まっていたので、弾丸旅で街歩きの時間が無い人、街歩きは暑くて控えたいという方はここで買うのもオススメ!
何より奥で売っていたマンゴーかき氷が最高でした!




お土産店を後にしたら、シェムリアップ市内の希望の場所まで送ってもらいました。
私たち以外の参加者さんたちは1日ツアーで申し込まれていたようで、そのまま午後のツアーが続くようでした!



ホテルでも良かったのですが、ランチを食べてから帰りたかったのでお目当てのカフェで降ろしてもらいました。
実際に子連れで参加して感じたこと


この遺跡ツアーに参加した当時娘は3歳半にも届いていない時期。
子連れでの遺跡ツアーで「良かった点」、「大変だった点」、「私が感じた注意点」の観点でご紹介します。
良かった点


大変だったこと
私が感じた注意点
遺跡ツアーは足場が悪いところや段差も多いのでベビーカーの持参は無理です。
普段からベビーカーを多用している方は正直厳しいと思います。
特にアンコール・トム以降は本当に炎天下の中の見学になるので、大人が単体で歩くのもクラッと来るぐらいしんどい。
体力自慢のパパでも半日ほとんど抱っこは子どもの体重の軽い重い関わらずかなり危険だと思います…
(なんせ朝日鑑賞で早朝に起きてるからそもそも体力も普段より持たないし)



我が子は結構足腰強く歩いてくれるタイプ。
涼しい時間帯のアンコールワットは全く抱っこせずにほぼ2時間歩いてくれました。
そんな娘でもアンコール・トムはあまりの暑さでほとんど抱っこで
こちらも死ぬかと思った。笑
飲み物は重くても魔法瓶や保冷機能のある水筒の冷たい水にしておく方がいいです。
常温は飲んでもあまり回復しません。笑



遺跡ごとに冷たい水を売っているおじさんが大体登場するので、購入して水筒に継ぎ足していくをオススメします!
小型扇風機はそれだけで使うとただ熱風を浴びるだけなので、濡れタオルやハンカチ越しに扇風機の風を浴びるという風にしていました。



これが子どもはかなり癒しになったのか、なんとか半日元気でいてくれました。笑
まとめ


3大遺跡ツアー大満足!!!
正直大手オプショナルツアーを色々見ていると1日コースが多いです。
それに1日コースによくある「夕日鑑賞」も気になっていたのでギリギリまで1日にするか半日にするか迷いましたが、3歳児を連れての私たちは半日がちょうど良かったです!
ランチを食べた後はそのままホテルに帰り皆で昼寝。
そして夕方には事前に予約していたホテルのマッサージを受けてとってもいい一日になりました!
小さい子ども連れでカンボジア旅行は無理だ…と思っている方、またツアーの流れが気になっている方の参考になれば嬉しいです。