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ランタンが映える!マレーシア最大級の中国寺院「天后宮(Thean Hou Temple)」

今回の記事はこんな人にオススメ!

・マレーシア旅行の予定がある
・写真映えのする観光スポットが知りたい
・春節の様子が知りたい

マレーシア、クアラルンプールで中華系の文化を感じるところといえば「チャイナタウン」が代表的ですが、その他でおすすめしたいのがこの中華系寺院の「天后宮」です。

赤と白のコントラストが特徴的でとても見応えがあります!

天后宮の見学方法、また春節(旧正月)の様子をご紹介します。チャイナタウンの歩き方についての記事はこちら!

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天后宮 Thean Hou Temple

天后宮は、1889年に設立されたセランゴール州の連邦直轄領海南協会の本堂です。

この天后宮は1987年に完成し、1989年にオープン。

その広さは6,758平方メートルと言われています。

またマレーシアにある150あまりの媽祖廟(まそびょう)の中でも最大にあたる寺院とされています。

媽祖廟(まそびょう)
海の守り神・媽祖を祀る廟のことで、中国大陸や華僑が多く住むとされる東南アジア各地に見受けられるもともと媽祖は、
福建省で生まれた娘が神から授けられた教えと神通力を使い悪や災いから人を救ったことで人々から護国救民の神として崇められたそうです

また道教、儒教、そして女神節、春節、ウェサックデー等の中華系宗教行事の際には、祝賀会が頻繁に開催されます。

特に春節(チャイニーズニューイヤー)には通常時の黄色の提灯に代わりに赤い提灯に付け替えられるため、その装飾見たさに信仰者だけではなく観光客も押し寄せます。

宮内

色鮮やかな天井を眺めつつ階段を上り宮内に入ります。

案内板に従って外周を回ります

空を埋め尽くすほどの提灯が圧巻です!

↓また別の時期には黄色の提灯で埋め尽くされることも

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赤も黄色もどちらもおめでたい色でエネルギーを感じます!

廟側から門を見た景色。

天后宮は高台に位置し、見晴らしがいいのでクアラルンプールの景色を眺めるのもいいですよね。

忘れちゃいけないのがこの門を出て階段を下ったところにある立派な龍の彫刻。

この階段を通らなくても出口に向かう別階段があるので見逃しがちです!

本堂

本堂は土足厳禁のため靴を脱いで入ります。

手前にお線香をあげるところがあったり、

蓮を模ったろうそくが売られているので、購入してお供えをする場所もあります。

見様見真似で私もお供えしてみました

本堂には煌びやかで荘厳な雰囲気の水尾聖娘、天后聖母、観音菩薩の3体の仏像が左から順番に祀られています。

天井は古代中国の装飾技法を取り入れていて、細かく均一に放射線に広がるドームがとても綺麗です。

わーいっぱいいる!!!

中央には龍の紋章があり、その周りを囲むように96個の蓮華灯と金箔が貼られた120個の媽祖像があるのでじっくり見てみてください。

もしカメラやカメラ性能がいいスマートフォンをお持ちの方は望遠などで撮ってみてください!

本堂内にはおみくじもあります。

お金を入れて、上にある棒を引きそれに書かれている番号の引き出しからおみくじを引きます。

裏側には英語表記もありました。
でも中国語だと感じの雰囲気でなんとなく分かるので読解してみる、あるいはGoogle翻訳などでしっかり原文から理解するのもいいですね。

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本堂の上階

本堂の上階は個人的に特に推したい撮影スポットです。

本堂がある下の階からは、赤い提灯で見えづらかった立派な屋根の装飾もしっかり見えます!

ふしぎ遊戯の紅南国を彷彿とさせる景色でミラクル・ラー!
(分かる人はお友達になりましょう)

屋根の先端には緑色や青色の龍をはじめ様々な動物の像が天に昇るように装飾されています。

夜のライトアップも必見!

昼間の見学だけでは天后宮の魅力の半分以上知らないことになるといっても過言ではないと思います。

ぜひ赤い提灯が飾られるチャイニーズニューイヤー期間中は夜のライトアップも見に行ってみてください。

正面からの様子
空を埋め尽くす赤提灯の光で床も朱く染まってました
上階も夜空に赤が

混雑を覚悟して

赤提灯のライトアップ期間中は、特に週末は天后宮までの道で大渋滞が起こります。

主要道路から高台にある天后宮に繋がる道は主に2本。

そしてその2本が途中で合流するのでそこまでがなかなか進まず果てしなく感じます。

ちーたろう

我が家は週末の19時過ぎに麓まで来ていた渋滞に入りましたが、これは果てしない!ということで麓で駐車できるところを探し、そこから歩きました
自家用車で行く場合は、日が落ちる前から天后宮で待機しておく方がベターです

Grab利用を検討の方:帰りはGrabが捕まらない可能性大です!!!
捕まっても頂上まで来るのに時間がかかるので、麓まで歩いて下りて呼ぶことをオススメします

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ウェディングフォトスポットとしても有名!

至る所に花婿花嫁さんと撮影チームがいました

天后宮は婚礼行事に関しても幅広く対応しています。

主に婚姻届受理、集団結婚式、ウェディングフォトサービスなどが挙げられます。

出口間近にある婚姻届提出場所。

フォトブース
ウェディングフォトの料金プラン詳細

その他施設

地下にはフードコートも併設されています。

中国式の干支の像コーナー

屋外には中国の干支にちなんだ像が建ち並ぶコーナーがあり、こちらも人気スポットです。

皆思い思いに自分の干支の像や、今年の干支の像の前で記念撮影をしていました!

2023年は卯年ということで可愛くお花で飾られていました
娘は子年なのでここで記念撮影!

隣でsqueak! squeak!

イノシシの代わりに豚が入っているのも中国ならでは!

アクセス

https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3983.8969192817635!2d101.68509287509185!3d3.1219578533189596!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x31cc49f2773e27a9%3A0xdb9894ff096ce96c!2z5aSp5ZCO5a6u!5e0!3m2!1sja!2smy!4v1707036819420!5m2!1sja!2smy

天后宮 (Thean Hou Temple)
65, Persiaran Endah, Taman Persiaran Desa, 50460 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
TEL: 0322747088
月~日:8:00~20:00

<車の場合>

駐車場があります。(RM5)

チャイニーズニューイヤー前後は満車になりやすいのでなるべく午前中に行くことをおすすめします。

まとめ

クアラルンプールの定番観光スポットとしてはあまり日の目を見ない天后宮ですが、実際はとても見どころ満載で写真映えのする中国寺院でした!

チャイナタウンで食べ歩きやショッピングもいいですが、ぜひこちらの寺院も見学してみてほしいです。

ちーたろう

30代女性。 2022年にマレーシアに引越。 マレーシア生活にハリを持たせるためにブログを始めました。 主に旅行記とマレーシアの観光情報、生活情報を発信しています。 ハマるととことん追求したくなるタイプ。 文房具と旅行が好き。